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警察庁、悪質自転車運転者の摘発強化 自治体などは講習会実施

街を走る自転車の安全確保と、そのマナーの向上が大きな問題となっている。
警察による取り組みに加え、さまざまな試みが広がりを見せている。
神奈川・茅ケ崎市の小学校で5日、自転車の運転講習が行われた。
参加した子どもは「楽しかったけど、疲れた」と語った。
また、警察庁でも5日、自転車の交通ルールの徹底方策に関する懇談会が行われ、自転車運転者に交通ルールを徹底するための方策が話し合われた。
こうした取り組みの背景には、自転車利用者の運転者のマナーの悪化が大きな課題になっていた。
事故に関わった自転車利用者のうち、3分の2の人が何らかの法令違反をしていたという統計もある。
交通事故による死者の数は々減っているのに対し、自転車関連の数字は、ほぼ横ばいとなっている。
こうしたことから、警察庁では、悪質運転者の摘発を強化している。
2011年の摘発数は、前の年の5割増しとなる4,000件近くにのぼっている。
今後は、取り締まりの強化や、ルールを広める活動などを進めながら、悪質な運転者に対する講習の義務づけなども、議論の対象になる可能性があるとみられる。
小学校の自転車運転講習に来た保護者は、「大人も、もう自転車になれ合っているから、こういう教室があったら、参加の義務があった方がいいと思います」、「みんなで使う道路ですから、多少面倒くさいところがあっても、自分のためだと思えばいいんじゃないか」などと語った。
ルール徹底の動きは、自動車教習所にも広がりを見せていた。
東急自動車学校では、卒業証明書ができるまでの空いた時間を使って、警察官らによる自転車についての講習が行われている。
運転教習の合間の空き時間を活用し、自転車のマナー講習を無料で行っている。
受講者は「こういう講習があった方が、自転車に対する意識は強くなると思います」と語った。
教習所の担当者は「交通教育に携わる者として、少しでも自転車の事故の減少につながればいいのかなと。そういった思いで、(講習を)やらさせていただいております」と語った。
さらに、東京・武蔵野市では、4年前から自転車の講習会を開いているが、受講者に対し特典を与えることで好評を得ている。
自転車講習を受けることで得られる特典は、定期駐輪場の割り当て優先権。
武蔵野市交通対策課の大田雅彦課長は「(受講の)認定証を発行された方は、市内で自転車駐車場を新設した場合、優先的にその駐輪場に登録できるというような、付加価値を(つけている)。
今現在、1万2,600人を超える皆様に受講してもらっている」と語った。
また、隣接する三鷹市でも、講習会を受けた人に、月極の駐輪場が空いた場合の優先権が与えられるという。
警察庁の有識者会議では、今後、自転車のルールをいかに年配の人にも知ってもらうかなど、広く議論される見通し。

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