京都市は24日までに、昨年11月に御池通の歩道で実施した歩行者と自転車の通行区域を白いテープで分離した社会実験の結果をまとめた。
道交法で定められた車道寄りの歩道を通行した自転車は8割に上り、実験前の2倍以上となった。
正しい通行区域の明示で一定の効果が表れたため、市は幹線道路の歩道での導入を検討する。
道交法では原則として自転車は歩道を通行できないが、幹線道路沿いでは車道寄りの歩道を走ることができる。
このルールを市民に知ってもらおうと、市は昨年11月12日から1週間、御池通(烏丸通-河原町通)の北側歩道に白いテープや案内板を設置し、自転車通行区域を分かりやすく表示した。
この結果、自転車の8割が正しい区域を走行し、実験前に同じ場所で実施した調査の34%を大幅に上回った。実験後、案内板を撤去し白いテープだけを残したところ、順守率は68%とやや下がった。
実験期間中に通行人らを対象にアンケートしたところ、851人から回答があり、「実験で安全に通行できたか」との問いに「はい」が49%と半数を占めたが、「いいえ」「どちらとも言えない」も49%あり、「今まで以上に自転車のスピードが出て危ない」「白いテープは御池通にふさわしくない」などの意見も寄せられた。
市はこうした実験結果のほか、国や京都府警が実施している自転車の通行実験も踏まえ、幹線道路での自転車走行区間の整備を進めていくという。
【 2011年02月25日 09時10分 】